会社を設立するには、大きく「7つ」の行程があります。
ここでは、その7つをおおまかに説明していきます。
①会社の商号、本店の住所、会社の目的の決定
会社の商号(名前)、目的(仕事の内容)、会社の本店(住所)は会社を設立する手続きをする上で、
必ず最初に決めなければならない事項です。
なお、すでに登記されている会社と同名、同業の会社でも設立はできますが、
設立後に問題にならないように事前確認をします。
②印鑑の作成および印鑑証明の取得
類似商号の調査が終わったら、これから会社を運営していく上で必要になる
各種印鑑(※)の作成を依頼しましょう。
また、以後の手続きに必要な印鑑証明書も取得しておきましょう。
※各種印鑑とは
(1)代表者印・・・法務局に登録する会社印。(会社実印)
(2)役員の個人実印
(3)社印・・・横判、角印、銀行印
③定款を作成および定款の認証
会社の商号、本店、目的以外で決めなくてはならない事項を決めていき、
これから会社の運営をしていく上での基本的なルールである定款を作成します。
なお、定款は公証人役場で認証を受けることで、はじめて法的な効力を持つことになります。
※この段階で、役員の個人実印が必要になります。
④出資金の払込み
出資金を株式会社設立の企画をする個人の口座に振り込みます。
⑤議事録などの必要書類および登記申請書の作成
会社設立の登記の申請書及び添付書類として必要になる
取締役及び監査役選任決定書、就任承諾書、取締役会議事録、調査報告書を作成します。
※この段階では、会社の代表者印が必要になります。
⑥設立の登記の申請
申請書類一式が揃いましたら、会社設立の登記を法務局(登記所)に申請することになります。
なお、登記を申請した日が会社の誕生日になります。
※法務局から返事をもらえるまで、約1週間程度かかるとのこと。
⑦諸官庁への届出
会社設立の登記が終わりましたら、税務署、社会保険事務所などに届け出をしましょう。
これで法的な手続きはすべて終わり、会社としてスタートすることになります。
おおまかではありますが、会社設立の流れを紹介しました。
これから会社設立を考えている方は、会社設立日をいつにするかを決めておき、
そこから逆算して各種の準備を行うと良いかと思います。
また、これら7つの行程には約14日~20日要するとのことです。
各行程の詳細については、また別の記事で紹介していきます。
会社設立の流れ